top of page

新田眞大氏

1000年以上続く、日本の伝統革

姫路白鞣し革

日本の伝統的な鞣し技法で作られる
「姫路白鞣し革」をご紹介させて頂きます。

白鞣し革とは、

化学薬品を一切使用せず、水・塩・植物油(菜種油等)のみ

で作られる革です。

自然の力を活かし鞣した代々受け継がれた技です。

動物本来の色合いと柔らかさを残した

もとより世界でも日本でも非常に珍しい革です。

完成までには

半年から1年物によっては数年熟成させます。

時間がかかり、

現在では生産量も少ない

希少な革素材となっています。

途絶えかけた技術を復活させた職人

白鞣しの技術は、

一度は途絶えかけました。

その伝統を復活させたのが

姫路の鞣し職人 新田眞大氏です。

古文書や文献を研究し、試作を重ねながら

白なめし革の技法を再現。

現在は

伝統技術の継承と革づくりを続けています。

新田氏は

一般社団法人 日本タンナーズ協会 副会長

一般社団法人 日本皮革産業連合会 常任理事

などを歴任し、日本の皮革産業の発展にも貢献しています。

皮革とは「命をもう一度生かす仕事」

新田氏はこう語ります。

「皮革なめし業は、その動物をもう一度生かす仕事。

食料として命をいただき、その副産物である皮を

もう一度使わせてもらう。

化学薬品を使わないからエコなのではなく、

作る人の心構えこそがエコである。」

皮革とは、

命の循環の中で生まれる素材なのです。

(公益財団法人 姫路・西はりま地場産業センターより)

なぜ姫路で白鞣しが生まれたのか

気候が白鞣しを作る!

姫路周辺の播磨平野は

白鞣し革を作るために最適な環境でした。

晴天が多く雨が少ない

適度な湿度

穏やかな風

市川の豊かな水

瀬戸内海の塩

周辺で採れる菜種油

自然環境すべてが揃っていたことで

この地域で白鞣し革が発展しました。

世界が認める姫路の革

白鞣し革は、古くから

武将の甲冑

馬具

武具

などに使用されてきました。

江戸時代には

姫路藩の重要な産業として栄え、

姫路城主の時の豊臣秀吉へそして織田信長献上され、

ホルトガルなど外国との貿易にも使われました。

定かではないが後の白を愛するナポレオンの装飾品にも使われていたとか

また、

1000年前に作られた革足袋が正倉院に現存しており、

その耐久性の高さが証明されています。

現在でも

白鞣し鹿革は伝統競技である蹴鞠保存会の依頼により

蹴鞠の革にも使用されています。

その他 重要文化財の修復などにも

海外からも評価される

日本の貴重な革文化です。

白鞣し革の魅力

白鞣し革は

自然素材ならではの特徴があります。

色ムラ

小さな傷

一つとして同じ革はありません。

柔らかさの中にある

しなやかなハリと独特の手触り。

それは

1000年以上続く革づくりの歴史が生み出した質感です。

※「白鞣し」は製法の名前であり、革の色が真っ白という意味ではありません。

白鞣し革の工程

白鞣し革は

自然の力を利用し、長い時間をかけて作られます。

① 毛抜き・下処理

原皮を川に浸し、毛根を緩めて脱毛します。

② 塩による熟成

塩を揉み込み、天日乾燥させながら皮を熟成させます。

③ 油なめし

菜種油を塗り込み、足揉みを繰り返して繊維を柔らかくします。

④ 塩抜き

川の水で余分な塩分を洗い流します。

⑤ ヘラ掛け・仕上げ

ヘラで革を伸ばし、川原で乾燥させて完成します。

この工程を経て、

乳白色で柔らかく、しなやかな革が生まれます。​

1000年の革文化を未来へ

白鞣し革は、

日本の自然と職人の技術が生み出した素材です。

そしてその革には

1000年以上続く革文化の歴史が宿っています。

私たちはこの貴重な素材を通して、

日本の伝統と自然の恵みを

未来へつなげていきたい

Pravivi(プラヴィヴィ)は、

私たちが扱うのは、ただの素材ではありません。

それは、命の循環の中にある存在そのものです。

姫路白鞣しを守り続ける新田氏の熱い想いに触れ、私たちは深く共感し、その想いも大切に伝えていきたいと考えています。

自然に敬意を払い、そして素材を生み出す生産者の方々にも敬意を払う。

Praviviは、自然について考えるライフスタイルを提案するブランドです。

革には色ムラや皺、小さな傷があります。

それは動物が生きてきた証であり、自然素材ならではの個性です。

一枚一枚異なる表情を持つ革は、使い込むほどに味わいを深め、持つ人の時間とともに育っていきます。

自然の恵みに敬意と責任をもって向き合い、命の循環の中で素材を活かしていくこと。

そして、1000年以上続く革文化を未来へつないでいきたい。

私たちは、その想いを大切にしていきます

bottom of page